富山冬の想い出

寒くなると思い出すのが富山の生活だ。
30数年前に、家人の仕事の都合で富山に出張した。

どういういきさつか、大邸宅の離れをお借りして仮住まいをした。
京都のマンションをそのままにしているので当面の物を持って来ただけだから、広い座敷はガラガラに空いていて、その寒さ、冷たさは今でも忘れていない。
畳の上を歩けない冷たさを知った。
スリッパを履いて畳の上を歩き、井波産(南砺)の立派な欄間から冷たい風が吹いてきて、新聞紙で塞いでしまった。
今、思い出してもどうしてそんなに寒かったのか皆目分からない。
多分仮住まいと思っている私のほうに工夫が足りなかったのだろう。
その後もう一度北陸に住む機会があったが、富山のことを思い出して、大きなスーパーの前のマンションに決めた。
道路の真ん中から融雪の水がちょろちょろと出ているのも珍しかった。
夕方から振り出した雪で都会から来ていた同業者の奥様が転んで骨折をしたから気をつけるようにと家人が言ってきた。
軽く聞いていたのに、表の道路で見事に滑った。
寒くなるといつも思い出す北陸の冬の風景だ。
P1010903.JPG

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

生活・文化の情報収集

ブログランキングで生活・文化関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る