赤猫異聞 ‐ 浅田 次郎

久しぶりに乗った電車の中で文庫本を開いた。
浅田次郎 著「赤猫異聞
電車に乗る楽しみは本を読める事。
ページをめくっていると、突然「ぼんくら」の語源が分かり、びっくりした。
子供の頃に聞いていた言葉を突然思い出した。
遠い昔の言葉で今使う人はいないだろうけれど。
「あまり賢くない」と意味だろうと思っていたけれど語源は分からなかった。
どうやら「盆暗」と書くらしい。
賭博用語で壺が振れて盆に明るく賭場の仕切りが上手い人の反対を盆暗というらしい。
ググッて見ると日本語俗語辞書には、盆の中のサイコロを見とおす能力が暗く、負けてばかりいる人の事と書かれていた。
すっかり忘れていた言葉が蘇って、懐かしかった。
以前にも「おうかん」が「往環」の事と分かった事がある。
これも、子供の頃に「おうかんで遊びなさい」と言われ、外の道で遊んでいた。
往環とかいて主要な道路、街道と説明されていた。
明治の母が使う言葉だった。
あれからウン十年、母の言葉は今になっても耳の奥に残っていた。

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