ライフスタイル別 家計の方程式 ‐ 畠中 雅子

パソコンを活用して、紙の使用が減り、ゴミが少なくなると言うのは幻想にすぎない。
私は、明細表の送付は受けないでパソコンから見るようにしているが、未だ普及しているとはいえず、郵便によるお知らせも多い。パソコンで見えるものは過去数カ月分が見えるが、郵送の方は当月分でしかない。1年分は保存する。ファイルにしているがなにかと場所塞ぎである。

今日は前から気になりつつ、無視をつづけた書棚の整理にとりかかった。
2度読み返すことはほとんど無いのに、捨てられない本たちが3本の書棚にぎっしりと入っている。
取りかかると、旅のパンフレットや絵葉書、明細書等々ゾロゾロとでてきた。午前中に3時間以上かけても、何ほども変わらない。
洋服の片づけは早い。瞬時に判断できるが、本はかなり逡巡する。流行はずれ、体型の変化などの理由が当たらないからだ。
情報誌からリストラの箱に移していった。

片づけながら、読み返す本の中にお薦めの1冊をみつけた。
「家計の方程式」NHK出版 畠中雅子著
この本は、家計費の適正割合(%)を個人の家庭環境によってはめていき、貯金のし過ぎを抑えて、メリハリのある家計管理を目指そうと言う提案が色々なケースで具体的に示されています。

私は「貯金の目的」を周りの友人に聞いた時期がありました。
「何故、貯金をするの?」「もしもの時よ」「もしもって?」「もしもは、もしもよ」「生命保険、医療保険、損害保険、火災保険」以外に「もしも保険?」
「教育、住宅、老後資金」は「もしも」に当たりません。ながーい間の私の?でした。
その私の疑問に答えてくれた本です。預金残高が増えることが生き甲斐の方には向きません。お金は上手に使ってこそ生きると信じている私の推薦書ですから。
今日の日経1面のトップは「高齢者医療保険2008年度に」と見出しが踊っています。
高齢者社会はすぐです。おこたりなく考えねばなりません。だからといって節約ばかりでは生きることも、働くことも苦痛ではないですか。
節約番組がテレビに度々登場していますが、私は「時は金なり」と割り切ることもありますが場合によっては「有るのは時間、ないのはお金」のように考えることもあります。
この本は等身大の自分を客観的に写して、暮らし方を考えさせてくれます。節約していくら溜めたという本ではありません。
と、いうことで、片づけは明日に続きます。
もしかしたら、明後日も。

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