群言堂の根のある暮らし しあわせな田舎石見銀山から ‐ 松場 登美|群言堂

行ってみたい場所がある。
そこは島根県太田市大森町の「石見銀山生活文化研究所

ショップ名は「群言堂」
京都店のつくりが面白く、関心を持つきっかけになった。
こにこはオーナーデザイナーさんの「登美」というブランドが置いてある。
一寸小さいかしらと不安に思いながら試着すると、スルリと包んでくれる有難いブランドである。
京都に田舎くささを持ち込む演出が少々過剰かと感じるショップのつくりではあるけれど、
高い天井は知らぬ間に和ませてくれる。
何度か伺ったけれど相客がいることはめったになく、ゆっくり買い物が出来るのもうれしい。

先日うかがった折に1冊の本を買った。
「田舎暮らしの根っこにものづくりをしたい」と書いている帯に目が留まった。
登美さんは島根県の田舎から発信して今や群言堂を全国ブランドに仕上げ、今も田舎暮らしをしている。
名古屋でのサラリーマンをやめて、ご主人の故郷大森町で子育てを始めた頃は
残り布でパッチワークの小さな袋物を作り、松江や広島のデパートの催事場や駅のコンコースで売るという露天商から立ち上げたそうです。

今では年商10億円、従業員90名にまで成長しました。
そして、次の言葉が頭から離れません。

この地域でそれなりの利益を上げ、みんながちゃんと食べていけて楽しく暮らせればそれでいいのです。
都会に進出して本社ビルをたてようなど、一切考えません。
ただ、継続は簡単ではありません。
何が美しいのか、何が豊かなのか、そして本当の価値はどこにあるのか、ものつくりを通して模索していきたいと思います。

こういう人に私は魅かれていく。
この本の中に群言堂の由来があった。
一度聞いたら忘れない店名ではあるけれど、意味を消化できないままでモヤモヤとしていた。
「中国の言葉」

みんなでワイワイ好きなことを発信しながらひとつの良い流れを作り出す

と、いう意味だそうです。なるほど字の通りなんですね。

大森には忘れ去られた古民家がたくさんあり、それを次々に再生させて生かしている。
基本的にはご主人の大吉さんが大工さんの手を借りて再生させているとか。
この土地の力を信じて大森に根を下ろした人のいる場所
陸の孤島かと思うほどの田舎に若い人が集う再生の場所を是非訪ねてみたいものだ。

展覧会名 星野 玄・稲葉 周子 陶展
開催期間・時間 2010年3月9日(火)-3月14日(日) 11:00-18:00
場 所 画廊 ぐれごりお
住 所 〒604-8115 京都府京都市中京区雁金町379
京都府京都市中京区雁金町379
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