果つる底なき ‐ 池井戸 潤|読書の楽しみ
残りページが少なくなった池井戸 潤著「果つる底なき」を持ってベッドに入った。
池井戸さんの本は終わりかけるとストーリーにスピードが出て、眠らせてくれない。
と、言う事で読了したのは午前2:00になった。
朝までに数時間しかないと思うと上手く眠れない。
久しぶりに誘眠剤を飲むとものの見事にコトリと眠った。
7月末から読んだ池井戸さんの本は既に6冊になった。
私は気にいるとトコトン同じ人の本を読む癖がある。
続けて同じ作者の本を読んでいると、違う作家の本に移るのが不安になる時期がある。
そして、まだ読み進むとある日いきなり飽きて来る。
筋書きが見えてしまうからかもしれない。
池井戸さんの本は経済小説、推理小説の両方の要素を持つ。
かなり不自然な場面も多々あるけれど「これは小説ですから~」と、
こだわらないようにするのがコツ。
そう、痛快小説の要素もある。
松本 清張の複雑さはなく、真山 仁の深さはない。
1963年生まれと言う若さが武器のような走り方をする。
今朝まで読んだ池井戸さんとそろそろ別れの時が来たようだ。
次は誰にしようかと迷いながら、書店をさ迷うのも楽しみなもの。
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