陸王 ‐ 池井戸 潤

「陸王」はズシリと持ち重りのする厚い本だった。
私の読書時間は眠る前、ゆっくり読もうと思ったけれど、昨夜はついに午前2時まで読んでしまった。

丁度これからはマラソンのシーズン。
この本を読んでからはマラソンの楽しみ方は俄然違ってくるだろう。

陸王は、行田市の足袋メーカーが業績の低迷からマラソンシューズを新規事業の柱にしようと頑張る姿を描いた本だ。
金融小説を得意とする池井戸らしく、新規事業には各所に銀行が出てくる。
中小企業の社長さんなら、身につまされる部分も多いのでは。
登場人物には一人の無駄も無く、ひとりひとりが生き生きと動いているし、役割に寄って深く感銘する言葉を持っている。
そのつど、肯きながら読んだ。
目標を持った人は思いがけない力を発揮する。
ヒューマンパワーに感動し、二転三転の結末までは一気読みになった。

アメリカの小説家、マーク・トウェイン(wikipedia)は「真実は小説より奇なり」といった。
なるほど、と思う事もあったような気がするが今は小説が面白い。

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